Appleがまもなく発表するとされる「iPhone 6」の製造が、サプライチェーンの問題によって遅延し、サプライヤーは、予定されている同端末のリリースに向けた十分な数のディスプレイの製造に苦心しているという。Reutersが米国時間8月22日に報じた。
Reutersはサプライチェーン関係者らの話として、同端末の画面に十分な明るさを確保するために、画面を照らすバックライトを変更する必要が生じたことで、iPhone 6用のディスプレイパネルの製造が中断されたと報じている。再設計によって、6月と7月に画面の組み立てが保留になった期間があったが、製造は現在再開されており、サプライヤーらは同スマートフォンのリリースに向けて十分な数の画面を確保するために、急ピッチで対応しているとReutersは伝えた。
このようなサプライチェーンの問題によってどれだけの影響が生じ得るかは不明だ。特に、AppleはiPhone 6のリリース日をまだ正式に発表しておらず、また、同端末をめぐる多数の報道にもかかわらず、同社は次期iPhoneの存在を認めてもいないからだ。技術ウェブサイトRe/codeは8月に入り、AppleがiPhone 6を米国時間9月9日に発表する計画だと報じた。また、ほとんどのニュースサイトとアナリストらが、現行の「iPhone 5s」と「iPhone 5c」の4インチディスプレイよりも大きい、4.7インチと5.5インチの2種類のサイズで新型iPhoneが提供されるとしている。
Reutersによると、同端末を可能な限り薄くしたいと考えたAppleは当初、一般的には2層になっているディスプレイ用のバックライトフィルムを1層に減らそうとしたという。その新しい仕様では十分な輝度が得られなかったため、Appleはもう1層を追加する元の構造に戻し、それによって製造に遅延が生じたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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