待ち望まれているAppleの「iPhone 6」では、既存モデルよりも高速のLTE接続が可能になるようだ。ただし、これまでの報道で示唆されていたほど高速ではないかもしれない。
中国のApple製品修理会社GeekbarはWeiboへの投稿の中で、次期iPhoneには、2012年モデルのQualcomm製Category 4対応LTEモデム「MDM9625」が搭載されると主張している。これはG for Gamesの指摘とも一致する。MDM9625は、最高通信速度が150Mbpsで、LTE-Advancedをサポートしており、決して低機能ではない。韓国全土で利用可能なLTE-Advancedは、それ以外の国にはまだ十分に展開していないが、導入が広がれば有望な高速LTE規格だ。
それでは、何が問題なのだろう? 6月に報じられたVentureBeatの記事は、複数の情報筋の言葉を引用し、iPhone 6では最高通信速度が300MbpsのCategory 6対応LTEモデムが採用されると主張していた。G for Gamesが言及しているように、サムスンの「GALAXY S5 LTE-A」など、「Android」端末では既にCategory 6対応LTEモデムを装備したモデルがいくつかある。
だが、LTEモデムは、あくまでモバイル通信事業者のネットワークに可能な速度でしかデータを転送できない点に留意してほしい。150Mbpsや300Mbpsといった速度はそれぞれ、Category 4とCategory 6対応モデムで実現可能な最高速度であって、ユーザーが実際に通信事業者を利用して得られる平均転送速度はこれよりもかなり遅くなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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