ヤフーは8月6日、ネット通販サイト「Yahoo!ショッピング」の出店者向けにカスタマイズしたクリック課金型広告サービス「Yahoo!プロモーション広告」を、8月末に提供することを発表した。Yahoo!プロモーション広告は、検索結果に広告が表示される「スポンサードサーチ」と、 「Yahoo!ニュース」や「ヤフオク!」などのコンテンツページに広告を表示する「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」の総称。
8月末から提供する出店者向けのYahoo!プロモーション広告では、広告効果を測るためのコンバージョンタグ、リターゲティングタグ、アクセス解析タグがYahoo!ショッピングのサイト内に標準設定されており、タグの設置などの技術的障壁がないことが特徴だ。
また、訪問者が少ないストアでも、Yahoo!ショッピングの大規模なリーチに対してターゲティング広告を配信でき、一度サイトを閲覧したことのあるユーザーに再アプローチできる。さらに、Yahoo!ショッピング内の閲覧データや各カテゴリのアクセス履歴などからターゲティングできるため、見込み顧客に効果的にアピールできるとしている。
ヤフーは2013年10月に、Yahoo!ショッピングのストア出店料と売り上げロイヤルティを完全無料にすることを発表。その効果は大きく、出店者数は施策開始前より約11万件増え約13万件となった。こうした状況の中、出店者からは多くの競合ストアの中から自社の商品をより強くアピールするためのツールを求める声が寄せられたことから、出店者向けのYahoo!プロモーション広告の提供にいたったとしている。
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