Twitter Japanは8月5日、「Twitter」の公式アプリを介してモバイルアプリのインストールを促進するアプリ広告「モバイルアプリプロモーション」の効果測定が、国内企業でも可能になったことを発表した。アドウェイズ、CyberZ、セプテーニの3社と提携したことで実現した。
現在、アプリのプロモーションの方法としては、リワード広告やDSP、アドネットワークなどがある。しかし、これらの手法では質の高いユーザーが獲得できない、リワード目的のユーザーはすぐに離脱してしまうといった課題があると、Twitter Japan プロダクトマーケティングマネージャの岡本純一氏は指摘する。
同社によると、モバイルで月に1回以上Twitterを利用するアクティブユーザーのうち約9割が、Twitterの公式アプリを利用しているという。広告主はモバイルアプリプロモーションを利用することで、これらのユーザーの中からターゲットユーザーにだけアプリ広告を配信して、ツイートから直接アプリをダウンロードしたり、開いたりするように促せる。
また、「ゲーム好き」などユーザーの興味関心や、「○○なう」など特定のキーワード、端末のOSなどからターゲティングができるため、従来では難しかった質の高いユーザーを効率的に獲得できると岡本氏は強調する。なお、アプリクリックあたりの課金システムを採用しており、ユーザーがApp StoreやGoogle Playに誘導したクリックや、アプリを開いたクリックに対してのみ課金が発生する。
このほか、アプリをインストールしてツイートをRT(リツイート)すると、特典をプレゼントするなどのキャンペーンによって拡散を図ったり、1度アプリをインストールしたけれど現在プレイしていない休眠ユーザーに対して、Twitterでメッセージを送って復活を促すといったこともできるという。
米国ではこのモバイルアプリプロモーションの正式提供を開始した6月30日から、トラッキングパートナー7社のツールを使った効果測定が可能だった。しかし、これらのパートナーはいずれも海外企業だったため、日本ではほとんど利用されていなかったという。
ここに、新たにアドウェイズの「Party Track」、CyberZの「Force Operation X」、セプテーニの「PYXIS Ad Measure」が追加されたことで、国内企業もスマートフォン向けアプリ広告経由で、アプリがインストールされた回数やアプリ内でのコンバージョンを把握できるようになるという。岡本氏は「日本市場のアプリプロモーションがより活発になることに期待したい」と語った。
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