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サムスンの「Gear Live」レビュー--「Android Wear」搭載スマートウォッチ - (page 4)

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年07月29日 07時30分
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 音声認識の品質が低かったサムスンの「Tizen」搭載スマートウォッチとは異なり、Gear Liveは筆者のしゃべった内容をすぐに認識した。ただ、Gear Live上で行うほとんどの操作はしゃべる必要があると感じた。また、他の機能や設定、スマートフォンと連携するアプリにアクセスするためにスクロールしていく操作はうっとおしく感じられた。さらに、カードのスワイプやカードとのやり取りでは混乱を覚える場合もあった。このため、置いておきたいカードをスワイプで消し去ってしまうことも時たまあり、消えたカードは元に戻ってこないのである。実際のところ戻ってくるカードもある。しかし、それはユーザーが制御できることではない。カードはポップアップしたい時にポップアップしてくる。おかしな順序で表示されることもしばしばだ。また、FacebookとTwitterがGear Liveに送ってくる内容は現在のところ要約されているため、詳しい内容を読みたい場合にはAndroid携帯を取り出す必要があった。

仕様

 Gear Liveは1.65インチで解像度が320×320ピクセルのSuper AMOLEDディスプレイを搭載している。これはLGのG Watchが搭載している解像度が280×280ピクセルのIPS液晶よりも高解像度であり、画質も生き生きとしている。しかし、2つを並べて使ってみたところ、その差は少ししかないと言える。どちらも精細であり、どちらも残念ながら直射日光の下では見づらく、輝度を最大にしてもほとんど読めなかった。スマートな腕時計とは到底言い難い。

 Gear Liveのディスプレイを通常表示にしたり、薄暗くしたりするには、側面の小さなボタンを押せばよい。また、画面をタップしたり、時計を見るために腕を持ち上げるだけでも、ディスプレイを通常表示にできる。一方、LGのG Watchはまったく外部ボタンを有していない。筆者は、物理ボタンが実際に1つあった方が安心感という面で好ましいと考えている。

 Gear Liveのプロセッサは1.2GHz駆動であり、組み込みストレージは4Gバイト、RAMは512Mバイトとなっている。4Gバイトは大きいとは言い難いが、サムスンの他のGear製品と同程度であり、LGのG Watchと同じである。筆者はアプリのファイルサイズが今後どうなっていくのか見当も付かないため、4Gバイトで足りるかどうかは判断できない。ただ現在のところ、Android Wearアプリの大半はプッシュ型の通知に関するものであるため、さほど大きなストレージは必要ないかもしれない。

提供:Josh Miller/CNET
提供:Josh Miller/CNET

フィットネス?

 Gear Liveは、Bluetooth 4.0を搭載し、Android 4.3が動作する携帯電話であればどのような製品とも連携できるはずだが、フィットネス機能に関しては今のところ、サムスンの「S Health」アプリと連携するGear製品よりも劣っている。S HealthとGear製品の連携がそもそもそれほど優れているとは思えなかった点を考えると残念だ。

 Gear Liveは継続的に歩数をカウントしてくれる。また心拍数については、音声で指示したり、Android Wearの使いにくいスクロールメニューの下に埋もれている「Heart Rate」や「Fit」というアプリを起動すれば測定が可能になる。ただ、そういったデータを使ってできることは何もない。1日の目標歩数を入力し、日々の進捗を追跡でき、時とともに変化する心拍数を表示させることはできるものの、心拍数を用いた継続的なエクササイズの追跡や、コーチング機能、さらにソーシャル的な機能や、カロリー計算といった日々の生活に密着したより重要な機能は用意されていない。

 今後登場するAndroid Wear対応アプリによって、こういった機能が追加されるかもしれないが、それがどのようなかたちで実現されるのかはまだ分からない。歩数については今のところ、1日を通じて必要に応じて表示されるAndroid Wearのカードの1つとして不定期に表示されるだけだ。Googleは、フィットネス関連のすべてのアプリやアクセサリを1つに統合するために「Google Fit」という独自のオープンなフィットネスプラットフォームを発表している。Android Wear搭載スマートウォッチが将来的にGoogle Fitとどのように連携するのかはまだ分からないが、面白い方向に進んでいく可能性は十分にある。

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