Re/codeの記事によると、Facebookがまもなく、GoogleやAppleに倣って、ユーザー情報のデータベースを活用してより優れたターゲット広告を提供するモバイル広告ネットワークをリリースするという。Facebookは4月下旬にサンフランシスコで開催される同社の開発者会議「F8」で、この新しいネットワークを発表する予定だと報じられている。
米CNETはFacebookにコメントを求めたが、Facebookがモバイル広告に大きく依存していることは誰もが知る事実だ。2014年1月に発表した2013年第4四半期決算報告(これが公表されている最新の業績結果である)によると、Facebookのモバイル広告売上高は12億5000万ドルで、総広告売上高の半分以上を占めている。
新しい広告ネットワークによってFacebookは、ユーザーがアプリ内広告など、Facebookの資産以外を参照している場合でも、そのユーザーから収益を生み出せるようになる。これは、Googleの「AdMob」やAppleの「iAd」といったモバイル広告プラットフォームに直接競合する動きである。
eMarketerが3月に発表した調査結果によると、2013年の世界のモバイル広告総売上高は179億ドルで、前年から105%増加したという。この規模は2014年にはさらに75%拡大し、314億5000万ドルになると予測されている。
eMarketerによると、相変わらず最大のシェアを誇るのはGoogleで、2013年のモバイル広告売上高の49.3%を占めたが、Facebookは17.5%と、2012年の5.4%を大きく上回るシェアを獲得している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス