Twitterは米国時間4月17日、同社の新しい「モバイルアプリプロモーションスイート」によって、広告主はTwitter上および広告提供に「MoPub」を利用する多数のモバイルアプリを通して、より容易にモバイルアプリのプロモーションができるようになると述べた。Twitterによると、MoPubは毎月10億台を超える端末に対して1300億件もの広告を提供しているという。
モバイル広告はこれまで、Twitterの収益源における弱点だった。2013年にMoPubを買収したとき、Twitterがそのアドエクスチェンジ機能を利用してモバイル広告収益を増加させようと大きな期待を抱いていたことは明らかだった。eMarketerによると、2013年の世界モバイル広告市場に占めるTwitterの割合はわずか2.4%だったという。一方、GoogleとFacebookは合わせて70%近くを占めていた。
Twitterの新しいアプリプロモーションスイートは、「Twitter Ads」ページを通して提供される予定。同スイートには、広告主向けに、ターゲットおよび測定ツールに加え、Twitterが「Twitter Card」と「Promoted Tweets」の最も良い部分が組み合わせたとするネイティブな広告ユニットが含まれている。ユーザーは広告をクリックすることによって、自分のTwitterタイムラインから直接、Appleの「App Store」や「Google Play」からプロモーション対象のアプリをダウンロードできる。またTwitterによると、マーケターは、Twitter AdsページからMoPubモバイルアドエクスチェンジがリーチする多様な端末で展開されるキャンペーンを設定できるようになる予定だという。
Twitterは、SpotifyやDeezerといった音楽サービスなど複数の初期ベータパートナーとともに同サービスをテストしている。現時点では、米国のみを対象にプライベートベータ版が提供されている。TwitterとMoPub間のさらなる統合を今後予定していると、Twitterは述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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