Pebble Steel(と初代Pebble)は、基本的に(ほかのスマートウォッチやリストバンドと同じく)スマートフォンと組み合わせて使われる周辺機器として機能する。このデバイスは、スマートフォンとの間で情報を送受信する。Pebble Steelは、2つめの画面として使うことができる。
将来のウェアラブルの世界では、文脈によってスマートフォン以外とも接続するデバイスや、スマートフォンなしでも十分に使えるデバイスが登場するだろう。Pebble Steelは、まだそのどちらでもない。ただし、正しいアプリが登場すれば、その考え方に向かって進化するかもしれない。
Pebble Steelを着けていると、まるで普通の腕時計を着けているように感じる。見た目がよくて珍しく、賢いポケットベルやリモコンにもなり、Twitterアカウントやスマートホームとも連携できるコンピュータにもなる時計だ。これらの機能のうち、筆者がいくつを使うことになるのかはわからないが、少なくともこれらの機能を並べてみることはできる。
Pebble Steelの最大の問題は、アプリの選択肢ではない。問題は、この新型Pebbleが基本的に先代と同じだということだ。改善されたのは見た目だけであり、中身は改善されていない。アプリ・文字盤のスロットは8つのままであり、今となっては非常に厳しい制約に感じられる。モノクロディスプレイは確かに鮮明だが、タッチ操作には対応していない。
それでも、筆者はPebble Steelを買いたいと思っている。これは、筆者が想像していた通りのスマートウォッチだ。あらゆることができるわけではないが、できることは多い。デザイン、アプリの選択肢、スマートフォンとの互換性、耐水性、全体的な使い勝手などが筆者を引きつけ、すべてがすばらしいものに感じられる。2014年中にはこれよりもよいスマートウォッチが登場する可能性もあるし、ウェアラブル技術がどの方向に向かうかは見えていないため、待ちたいと考える人もいるだろう。しかし、もしスマートウォッチが本当に欲しいのなら、今すぐPebbleの世界に飛び込んで楽しむ方法もある。重要なのは、Pebbleのデザインが変わったことではない。むしろ、重要なのは、公式アプリストアと、真の次世代のPebble用アプリが登場したことだ。
幸運なことに、これらの新しいアプリを試すのにPebble Steelは必要ない。初代Pebbleでもこれらのソフトウェアの恩恵を受けることはできるし、一部の賢い人は、こちらを選んで100ドル節約するかもしれない。しかし、時計にはスタイルも大切だということも事実だ。Pebble Steelはもっともデザインがよいスマートウォッチであり、これを気にする人であれば、余分なお金を払うだけの価値はあるだろう。
2014年はまだ始まったばかりであり、今後さらに競争が激しくなることは確実だ。次にどんなものが登場するかを待ってみるのもいいかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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