「GALAXY Gear」やその他のスマートウォッチのような、明るく色彩豊かなディスプレイは、初めこそよいように思えるが、電力消費を抑えるため、画面が消えてしまうという欠点がある。だが、Pebbleの「電子ペーパー」を使ったモノクロの画面は、常に表示されたままだ。これはeインクとは異なるが、さらに鮮明で、平均的なLCDよりも、あらゆる日常的な明かりの中ではっきりと見える。フラットなGorilla Glassのパネルは、初代Pebbleの傷が付きやすい曲面のプラスチックパネルよりも、反射を抑えるのに役立っている。夜はサイドボタンを押してバックライトをつけられるほかに、手首を振って画面の明かりをつけることも可能だ。
多くのスマートウォッチは慎重に扱う必要があり、水には弱い。Pebble Steelは初代と同じ5ATM(気圧)までの耐水性能を持っている。これを着けて泳ぎたいというわけではないが、手を洗うときに外し忘れてパニックになる心配がないのはありがたい。
Pebbleにはこれまで、公式のアプリストアが用意されておらず、アプリを見つけるには、掲示板を探すか、サードパーティーのツールを使うしかなかった。今回ようやく、完全に再設計されたiPhone用とAndroid用のPebbleアプリに、Pebbleアプリストアへのアクセス機能が統合された。アカウントを作成すれば、好きなアプリをダウンロードし、必要に応じてPebbleにインストールすることができる。
スマートフォンにPebbleアプリをダウンロードしさえすれば、このアプリがすべてのPebble用アプリへの入り口になるいうことだ。管理は簡単だ。「Kindle」のアプリと同様に、ユーザーが欲しいアプリを事前にダウンロードして、スマートフォンのPebbleアプリ上に保存しておき、そこからウォッチ本体にロードする。アプリを消去しても、自分のアカウントを使用して、Pebbleアプリストアから再ダウンロードすることができる。
Pebbleアプリのインストールや削除には、数秒しかかからない。画面をタップして、Bluetooth越しにアプリが無線で読み込まれる間、プログレスバーを眺めていれば終わる。Pebbleアプリには、Pebble本体にどのアプリが組み込まれているかが表示される。いずれかをクリックして、「remove」(削除)をタップすれば、そのアプリはアプリロッカーに戻る。
新しいアプリとシステムソフトウェアは(初代Pebbleでも動作する)、筆者がもっとも気に入っている新機能かもしれない。
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