11月にサイバーセキュリティの専門家らが議会の公聴会で「サイトはセキュリティを考えて作られてない」と証言し、提出したレポートで改善案3案を提示したにもかかわらず、サイト再オープン後、セキュリティに関してはほぼ改善されていないと専門家は言う。
州独自のエクスチェンジでも、セキュリティ診断をしたところ、12のうち8つで、Wi-Fiハッキングで氏名やパスワードを傍受できたともいう。今のところ加入者の割合が一番多いバーモント州では、別のセキュリティの問題があり、サイトで保険に加入した人の自宅に知らない人から応募用紙のコピーが送られてきて、封筒の裏には「バーモントの健康保険のウェブサイトはセキュアではない!」と書かれてあったそうだ。
なお、同州のシステム開発を担当したのは、連邦政府のシステム開発を請け負った主要ベンダーの子会社である。
連邦政府の保険加入システム構築には3年と6億ドル以上の予算が費やされたのだが、なぜ、これほどまでに失敗してしまったのだろうか?次回、後編でお伝えする。
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