アーティスト活動に必要な機能の一部は、専門的に提供するエージェンシーとの契約によって、また、また別の一部は、ファンも含めた不特定多数の個人から提供される。こうした形が実現されることで、アーティストとスタッフとの関係性は変わっていく。これまで、レーベルやプロダクションに“所属”していたアーティストに対して、“担当”のスタッフがついていたが、アーティストが特定の業務に関して自らスタッフと契約を行っていくようになると、両者の関係性はビジネスパートナーという色を強めていく。
当然、アーティスト自身には “自立”が求められる。アーティストには投資期間が必要と成るが、レーベルやプロダクションに所属することで得られた“投資”は自ら調達する必要がある。より優秀なエージェントと契約をするためにも、それだけの収益が見込めるレベルになるまでは自らステップアップしなければいけない状況となる。 だからこそ、セルフブランディング、継続的なコミュニケーション、コミュニティの形成などを通じて、自身の価値を上げていかなければいけない。
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