グーグル、「HP Chromebook 11」を発表--279ドル、「Chrome OS」搭載

Adrian Kingsley-Hughes (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2013年10月09日 11時21分

 Hewlett-Packard(HP)は、より安価なPCを求める消費者の需要に対応するため、同社初となるARMベースの「Chromebook」を発表した。ChromebookはGoogleの「Chrome OS」を搭載する。

 HPの「Chromebook 11」は、279.99ドルのデバイスにしては、非常に多くの優れたテクノロジを搭載している。Chromebook 11はサムスンの1.7GHzの「Exynos 5250 GAIA」デュアルコアプロセッサ、解像度1366×768の11.6インチIPSスクリーン、2GバイトのRAM、16GバイトのSSD、Wi-Fi/Bluetooth/LTE接続機能、軽量だが頑丈なマグネシウム合金製の筐体、活発に使用しても6時間持続するバッテリを備える。

 重量が2ポンド(約1kg)強のChromebook 11は、市販のノートPCの中で最も軽いものの1つだが、フルサイズのキーボードとトラックパッドを備えているので、入力デバイスとしての妥協は一切ない。

 さらに、Chromebook 11はファンなどの可動部品を1つも搭載していないので、全くの無音である。しかし、同デバイスで音を鳴らしたいときのために、デジタルチューニングの施されたスピーカーセットが搭載されている。

 Chromebook 11のカラーバリエーションはホワイトとブラックで、ホワイトはアクセントカラーをブルー、イエロー、レッド、グリーンから選ぶことができる。

 利便性を向上させるため、Chromebook 11はほとんどの「Android」携帯端末と同じ充電器およびケーブルで充電できるようになっている。つまり、持ち歩くケーブルが少なくて済む。

 Chromebook 11に関して興味深いのは、2013年に発売されたサムスンのChromebookとほとんど同じだということだ。異なるのは、HPの製品の方が高価なことだ。

 Chromebook 11には、2年間無料で利用できる100Gバイトの「Google Drive」クラウドストレージと60日間無料で試用できる「Google Play Music All Access」も含まれる。

 GoogleのChrome OSは、主にウェブアプリケーションと連携するように設計されたLinuxベースのプラットフォームだ。ユーザーインターフェースはほぼ完全に「Google Chrome」ウェブブラウザで構成されており、アプリケーションはウェブアプリという形で提供される。

 HPは「Chromebook 14」や「SlateBook x2」「Slate」など、多くのChromebookデバイスを作っており、Chromebook 11もそれに加わることになる。Chromebook 11は10月中に発売される予定だ。

提供:HP
提供:HP

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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