刷新された「GALAXY Note 10.1」第一印象--8コア搭載、高精細、「S Pen」機能強化など - (page 4)

Rich Trenholm (CNET UK) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2013年09月25日 07時30分

さらなるマルチタスク化

 タブレットの画面サイズが10インチにもなると、映画やゲームに割ける領域も大きくなる。しかし、GALAXY Noteファミリはそこからさらに歩を進め、画面領域があまっているのならそれを有効利用し、2つのアプリを同時に実行できるようにすればいいじゃないかという発想を現実化している。

 GALAXY Noteの「Multi Window」機能は、画面を半分に分割し、ユーザーが選択した2つのアプリをそれぞれの領域で実行するというものだ。現時点では、すべてのアプリがMulti Window機能をサポートしているわけではないが、この機能によっていちいちアプリの切り替えを行わずとも、テキストや画像リンクなどを一方のアプリからもう一方のアプリにドラッグ&ドロップできるようになる。

 また、2つのウィンドウ上で同じアプリを動作させることもできる。つまり、2つのブラウザで異なったウェブサイトを見比べたり、2つのインスタントメッセージ画面で異なる人とチャットできるようになるわけだ。

複数アプリのマルチタスク

 一部のアプリは画面の片隅で実行させ、その後に再び必要となる時まで最小化しておけるようになっている。手っ取り早く行いたい作業が出てきた場合、使用しているアプリを手元に開いた状態で、こうしたアプリを利用することができる。このようなかたちで実行できるアプリには電卓やダイヤラー、YouTubeアプリといったものがある。これらを使うにはまず、画面上のどこでもよいので、該当アプリを表示させたい部分を枠で囲む。するとアプリが枠内で動作するようになる。このため、ちょっとした計算を行ったり、手早くメッセージを送信したり、電話をかけられるようになり、その後は、最小化して小さなアイコンの状態で画面上に配置し、元のアプリに戻ることができる。つまり仕事のテンポを崩さずに済むというわけだ。

提供:Sarah Tew/CNET
画面上に枠を描き、その領域内でアプリを実行できる。
提供:Sarah Tew/CNET

 最小化したアプリは、Facebookの「Chat Head」とよく似た見た目の丸い小さなアイコンになり、画面上を自由に移動させられるようになる。うれしいことに、こういったアプリは必要な数だけオープンしておいたり、最小化しておける。

最後に

 筆者はこの前まで、GALAXY Tabというフルサイズのタブレット製品が既に販売されているにもかかわらず、10インチのGALAXY Noteを発売するという意味がよく分からなかった。しかし、GALAXY Note 10.1の強力なプロセッサ能力と、考え抜かれたマルチタスク機能、気の利いたS Pen機能の存在を考えた場合、従来からあるGALAXY Tabが古臭く見えてきて、その存在価値を示す必要が出てきたのではないかと考えるようになった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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