ニューヨーク発--サムスンは米国時間9月4日、スマートウォッチ「GALAXY Gear」を発表し、ウェアラブルコンピューティングデバイス市場に参入した。「iPhone」を提供するAppleが、まだ同市場への参入さえ果たしていない段階で、同社との競争に向けた態勢を強化している。
GALAXY Gearは、メタルフレームで囲まれた1.63インチ、320×320ピクセルのSuper AMOLED画面を搭載し、伸縮性のあるバンドに1.9メガピクセルカメラを内蔵する。ストラップそのものは6色で提供されており、標準のメタルフレームはシルバーであるのに対し、ストラップがベージュのものにはシャンパン系のメタルフレームが装備されている。GALAXY Gearは、800MHzのプロセッサと512MバイトのRAMを搭載する。
同製品の米国発売は、「GALAXY Note 3」と同時期の10月になる見込み。これら2製品は、米国以外の国では9月25日に提供開始される予定だ。サムスンによると価格は299ドルだという。
このスマートウォッチは、「GALAXY」ブランドのスマートフォンやタブレットと同期し、ユーザーは携帯端末に触れることなく、音楽を制御したりメッセージを確認したりといった操作ができる。搭載OSは「Android」だが、カスタマイズされたインターフェースはMicrosoftのOSによく似ている。「Evernote」や「Pinterest」といった人気アプリを含む、70の最適化されたアプリが提供される予定だ。
サムスンは、ベルリンで開催される家電見本市「IFA」を前に大々的なイベント「Unpacked」を開き、GALAXY Gear、「GALAXY Note 3」、「GALAXY Note 10.1」を発表。報道陣向けに製品発表を発信するためにニューヨークのタイムズスクエア近郊でも同時イベントを開催した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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