サムスンは同社のスマートフォンであるGALAXY S4で8コアプロセッサを初めて採用すると発表したが、8つのコアが搭載された同製品を入手できるのはごく一部の国のユーザーだけであり、ほとんどの国で手に入るのは従来通りの平凡なクアッドコアプロセッサ搭載モデルだ。GALAXY Note 10.1の3G/Wi-Fiモデルは1.9GHzのオクタコアプロセッサと3GバイトのRAMを搭載すると発表されているものの、今回も発売国によってプロセッサが変わってくる。なお、サムスンは今のところ詳細を明らかにしていない。
残念ながら4G LTEモデルはクアッドコアのプロセッサしか搭載しておらず、データ通信速度を取るかプロセッサ処理速度を取るかという選択を迫られるようになる。とは言うものの4G LTEモデルでも、処理速度の低下を招かないように高性能の2.3GHzクアッドコアプロセッサが搭載されている。
どのモデルでも、大きくて解像度の高い画面と、高性能なプロセッサが採用されているため、バッテリは8220mAhという大容量のものが搭載されている。他の先進機能としては、Wi-Fiの最高速版である最新の802.11 acやWi-Fi Direct、Bluetooth 4.0が挙げられる。なおストレージ容量は、16Gバイトと32Gバイト、64Gバイトから選択できる。
S Penのおかげで、GALAXY Noteはサムスンの他のタブレットとはひと味違った製品に仕上がっている。新しい機能の1つに「Air Command」ホイールがある。これは、S Penを本体から引き出した際や、画面の少し上でS Penを握ってその横についているボタンを押した際に表示される。画面上に表示されるこのホイールには、S Penを用いて描いた内容を活用するためのショートカットが用意されている。
手書きのメモを利用する場合、走り書きしたテキスト(電話番号やURL、住所)を枠で囲み、適切なアイコンを選択するだけで、該当する番号に電話したり、URLにアクセスしたり、場所を地図上で表示したりできる。ダイヤラーやブラウザ、地図アプリが起動すると、そこには枠囲みしたテキストの内容が既に取り込まれているというわけだ。
またAir Commandホイール上には、テキストや画像、ウェブページの一部といった、後で参照したいと思った内容をタグや手書きのメモとともに保存できる「Scrapbook」というアプリも用意されている。保存した内容はサムスンのデバイス間で同期されるものの、「Evernote」をはじめとするより充実したオンラインノートサービスとは異なり、さまざまなデバイス間で利用できるようにはなっておらず、ウェブサービスを用いたアクセスも行えない。
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