スマートフォン販売を世界的に見た場合、「iOS」や「Android OS」を搭載した端末が大勢を占めているものの、初めてスマートフォンを手にするユーザーのおかげで「Windows Phone」搭載端末が勢いを得つつある。新たに明らかにされたデータによると、Windows Phone搭載端末の販売は2013年5月から7月までの3カ月間で、これまでで最高のシェアに達したという。
調査会社Kantar Worldpanel ComTechが発表したデータによるとWindows Phone搭載端末は7月末時点で、英国とフランス、ドイツを含む5つの主要欧州市場で8.2%のシェアを獲得したという。また、オーストラリアやメキシコといったその他の国々でも市場シェアを伸ばしたという。
Kantarの戦略インサイトディレクターを務めるDominic Sunnebo氏は声明で「Android OSやiOSはニュースで大きく採り上げられ、スマートフォン販売で他を圧倒しているため、3番手のOSが真の競合として浮上してきていることは忘れられがちだ」と述べたうえで「Windows Phoneは今回初めて、世界市場の主要な一角を占めるメキシコで11.6%のシェアを獲得して2位につけた」と述べている。
Kantarによると、Windows Phone搭載端末の販売は、「Nokia Lumia 520」といった低価格スマートフォンによってけん引されているという。また同OSが新たに獲得したユーザーのなかで最も多いのは、iOS端末やAndroid端末から乗り換えた人々ではなく、新たにスマートフォンを手にした人々だという。
「Windows Phoneの成功は、既存のフィーチャーフォンを利用していたがスマートフォンに転向するというユーザーを取り込んだことにあり、過去1年間で見ると、こうしたユーザーの42%はWindows Phone搭載端末を選択した」(Sunnebo氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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