「Windows Phone」の出荷台数が、第2四半期の全世界のスマートフォン市場において、すべてのモバイルプラットフォームの中で最も大きな伸びを記録していたことが分かった。
IDCが米国時間8月7日に発表したレポートによると、第2四半期のWindows Phoneの出荷台数は、前年同期比で77.6%増加した。具体的な数字では、前年同期の490万台から870万台に達している。
この増加により、Microsoftは全世界のスマートフォン市場の3.7%を獲得し、「BlackBerry」を抜いて「Android」と「iOS」に続く世界3位のモバイルプラットフォームとしての地位を固めた。ただし3位とはいえ、上位2位との差はかなり大きい。
この増加の主な要因は、フィンランドのNokiaが第2四半期に2種類の新しいスマートフォンを発売し、より多くの通信事業者を獲得したことだ。Nokiaの製品は、第2四半期に出荷されたすべてのWindows Phone端末の81.6%を占めたと、IDCは伝えている。
Androidの出荷台数は前年同期比73.5%増の1億8740万台だった。これにより、GoogleのモバイルOSは79.3%の市場シェアを獲得し、他のOSと大差を付けて首位の座を維持した。この増加に大きく貢献したのは、「GALAXY S4」を発売したサムスンだ。だが、LGや中国企業(Huawei Technologies、Lenovo、ZTEなど)も、出荷台数と市場シェアの両方で数字を伸ばし、Androidのシェア拡大に一役買っている。
「iPhone」の出荷台数は、前年同期比20%の増加となった。だが、スマートフォン市場全体におけるAppleのシェアは、iPhoneの新しいモデルが発売されない中で、前年同期の16.6%から13.2%に下がっている。
全体的に見ると、モバイル業界は第2四半期に2億3640万台のスマートフォンを出荷した。これは、前年同期の1億5620万台と比べて51.3%の増加となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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