Facebook傘下のInstagramがアプリの新バージョンをリリースした。スマートフォンのメディアライブラリから動画をインポートするオプションが追加されたことにより、ユーザーは過去の動画を共有できるようになった。
米国時間8月7日にリリースされた「Instagram」のバージョン4.1では、動画インポートオプションが追加されている。また、「Android」のサポートが拡大され、「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)を搭載する端末でも、同サービスの15秒動画機能が利用できるようになった。
また、Instagramの「iOS」版には、傾いた写真を自動的に補正する新しいカメラツールが追加された。
Instagramはブログ投稿で、「写真を瞬時にまっすぐに補正することのできるまったく新しい技術を開発したことを発表することができ、うれしく思う。アプリ内カメラで写真を撮影する際に、新しい『Straighten』アイコンをタップすれば、写真がまっすぐに補正される。たったそれだけの簡単な操作で、これが可能だ」と述べた。「傾き補正ツールにはスライダーもあり、写真ライブラリからインポートしたものを含む任意の写真を、好きな量だけ回転して調整することができる」
Instagramは、15秒間クリップを撮影する動画オプションをリリースしてから2カ月もたたないうちに、今回の大幅なアップデートを提供した。動画をインポートするオプションは体験に新しい次元をもたらし、ユーザーはこれまでに録画したクリップを選択して、必要に応じてそれらの一部を切り取ることができるようになった。つまり、動画はこれまでのように録画したばかりのものでなくてもよいということになる。
また、今回のインポートオプションによって、Instagramの動画機能は、それよりも前から存在する「Vine」との差別化を明確にした。6秒間のループ動画を作成するVineでは、現時点では過去の映像を選択することはできない。なお、VineはTwitterに買収されている。
これら2つのアプリは頻繁に機能をリリースし、モバイル動画首位の座をめぐってしのぎを削っている。1億3000万人のアクティブユーザーを抱えるInstagramの方が、最初の段階のユーザー数が多い。しかし、Twitter最高経営責任者(CEO)のDick Costolo氏によると、Vineは同社が望んでいた通りに成長しているという。このユニークな動画アプリは6月、AppleのApp Storeにおいてゲーム以外のアプリの中で最もダウンロード回数が多かった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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