共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは7月18日、Twitter Japanの協力のもと、O2O向けサービス「#Ponta(ハッシュドポンタ)」の提供を開始した。
#Pontaは、Ponta会員がキャンペーンごとに用意されるハッシュタグを付けてツイートし、キャンペーン対象の店頭でPontaカードを提示すれば、Pontaポイントが付与されるというもの。現在68社あるPontaの提携企業のみ利用できる。
店頭で特別な作業などは必要ないが、Ponta会員は事前にPontaのサイト「Ponta.jp」にてPontaカードとTwitterのIDのひも付けをする必要がある。ひも付けが必要なのは最初の1回のみ。また、IDの紐付け前にキャンペーンのハッシュタグを付けて投稿した場合、PontaのTwitterアカウントから、ひも付けを依頼する形でメンションが送られてくるという。
ハッシュタグにひも付くツイートの内容のポジティブ、ネガティブといった判定は行わない。また、ロイヤリティ マーケティングが取り扱う情報は通常Pontaで利用する「Pontaを利用していつどこで商品を購入したか」という情報に加えて、Twitterのアカウント情報とキャンペーンへのエントリー情報となる。
購入した商品単位の情報に関しては提携企業側が持つため、特定の商品の購入を求めるキャンペーンというよりは、来店支援キャンペーンの側面が強い商品となる。価格はキャンペーンの設計などにより異なるが約150万円から。売上をロイヤリティ マーケティングとTwitter Japanがシェアする。
同日より記念キャンペーンを開始するほか、8月にはH.I.S.、9月には日本ケンタッキー・フライド・チキンでのキャンペーンが予定されている。
ロイヤリティ マーケティングでは、#Pontaによって(1)リアル店舗での購買促進、(2)ECサイトでの登録・購買促進、(3)キャンペーン情報を(Twitter上の)口コミで拡散、(4)(Pontaのアカウント情報を元に商品サンプルを送付する)ソーシャルサンプリング――が実現できると説明する。
売上目標は非公開。導入目標については、「できるだけ多く。できればすべての提携企業」(ロイヤリティ マーケティング ID事業本部メディア事業部ユニット ユニットマネージャーの佐藤温氏)とするにとどまった。
米国では、American ExpressがTwitterの協力の下、特定のハッシュタグをツイートすることで買い物ができるサービス「Amex Sync」を提供しているが、ツイートとポイントを連動したサービスは世界初だという。
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