グランドデザイン&カンパニーとインテグレート、ワイズインテグレーションの3社は7月18日、それぞれが出資して日本で初めてのO2O専門の戦略コンサルティング会社「SPARK」を8月1日に設立すると発表した。
グランドデザイン&カンパニーは、特にソーシャルメディア領域を中心としたマーケティングソリューションを提供している。また、インテグレートは統合型マーケティング(IMC)プランニングを専門的に実践しており、販売や集客、商品企画などのマーケティングを手がけるプランニング・ブテッィクだ。さらに、ワイズインテグレーションは、「企業・ブランドの売りに貢献すること」をコンセプトに、店頭販促企画の構築から実施までをトータルでサポートするセールスプロモーションを提供している。
新会社のSPARKは、これら3社それぞれの「統合マーケティングを専門」(インテグレート)、「デジタルコミュニケーションを専門」(グランドデザイン&カンパニー)、「店頭プロモーションを専門」(ワイズインテグレーション)という強みを活かし、企業の販売促進からブランドクリエイティブまでを、O2Oの戦略設計からソリューションの選定、開発、提供、店頭でのプロモーション実施までワンストップで提供する。
同社では、O2Oについて、「『Online to Offline』の略称として使われていることが多く、ウェブからオフラインのリアル店舗などへの送客や購買行動の促進のための施策が主に行われている。しかし、単発的で一方向的なO2Oのキャンペーンを訴求するだけでなく、生活者行動に寄り沿いながら、顧客とのエンゲージメントを強めることができるオフラインとオンラインの循環を作りだすことが重要だ」としている。そこで、継続的な顧客育成を基本にしたO2Oの戦略設計をし、グランドデザイン&カンパニーのオリジナルソリューションである「デジガチャ」をはじめ、O2Oに関連する他社のソリューションを束ねて最適化していくという。
デジガチャは、グランドデザイン&カンパニーとタカラトミーエンタメディアが共同開発したO2Oマーケティングエンジンだ。リアルの「ガチャ」をデジタルで再現したもので、ゲーミフィケーションにより、ユーザーとのエンゲージメントを高めながら、O2Oを実現する。
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