PS4が2月に発表された際、ソニーは明らかに従来とは違うメッセージを発した。「PlayStaion Network」のサービスは最近かなり向上しているが(特に「PlayStation Plus」のメンバーにとっては)、Xbox Liveのコミュニティ体験と比較すると厳しいと言わざるを得ないだろう。
ソニーはPS4を同社のサービスと緊密に統合することを狙っている。ソニーはユーザーに常につながっていてほしいのだ。ビデオチャットやFacebookなどの機能は、最初から組み込まれている。友達の1人が新しいゲームを買えばそれが通知されるし、ダウンロードが終わる前から新しいゲームをプレイすることができる。
しかし、最大の変化はPS4のコントローラにSHAREボタンが追加されたことだろう。
このボタンを使えば、プレーヤーはゲームプレイを生で配信したり、スクリーンショットを撮ったり、ゲーム中の最高の場面を動画にして共有したりすることができる。友達はあなたのプレイを見ながら、あなたの画面にコメントを入れてくる。プレーヤーがゲームの特に難しい場面で行き詰まってしまったら、オンラインの友達に連絡して、文字通り操作を変わってもらうこともできる。共有した側のプレーヤーのプライドは傷つくこともあるかもしれないが、フラストレーションは避けられるというわけだ。
筆者はこの機能は使わないだろうが(筆者のプライドは脆いのだ)、これが多くのプレーヤーにとって、非常に素晴らしい、便利なものになり得ることはよく理解できる。
また、「リモートプレイ」機能で、PS4のゲームを「PlayStation Vita」にストリーミングすることもできる。すべてのゲームでこれが可能かどうかは分からないが、PS Vitaがより魅力的になることは間違いない。少なくとも、筆者にとってはそうだ。
これに対しMicrosoftは、Xbox Liveのフレンドリストの上限を100人から大幅に増加させるとともに、実績システムも大きく見直そうとしている。Xbox Oneのサイトには、新しい実績システムは「リッチな細部を持ち、ゲームや体験全体に及ぶ」と説明されている。
Xbox Oneが持つ他のソーシャル機能には、最初からインストールされているSkype、Xbox Liveのトレンドを追う機能、フレンドがプレイしたり見たりしているものを調べる機能などがある。さらに「Smart Match」機能を使えば、他のアプリを使用しながら、マルチプレイゲームを探すことができる。
「Game DVR」は自動的にゲーム内容の最後の数秒間を録画しており、他の人に見せたい決定的な場面の動画をアップロードする機能を持つ。Xbox Oneには、「Twitch」のライブストリーミング機能が完全に統合されている。Xbox Liveのゴールドメンバーは、自分たちのプレイの生配信を見られるだけではなく(Kinectの音声や動画を配信する選択肢もある)、他のプレーヤーの配信も見ることができる。
「SmartGlass」も、Xbox Oneに緊密に統合される予定だ。
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