(編集部注:この記事は、5月22日に公開された「「Xbox One」と「PlayStation 4」、仕様を比較」に未翻訳部分を追加し、一部を編集して公開しています)
「Xbox One」と「PlayStation 4」(PS4)が北米で発売されるまでには、まだ数カ月もあるが、激しい戦いはすでに始まっている。
Microsoftは確実により強力な独占タイトルを用意したが、ソニーはPS4ゲームの売買に制約がないことや、100ドル安い価格を明らかにした。これによって、ソニーはMicrosoftブランドをたたきのめしただけでなく、追い打ちをかけて何本か歯をたたき折った格好だ。
今回の次世代ゲーム機の発売は、史上もっともエキサイティングで、かつ暴力的なぶつかり合いになるかもしれない。筆者は、自分がどちらかの立場にいないのを感謝しながら、リングサイドからこの戦いを眺めるのを待ちきれない。
Xbox OneとPlayStation 4はどちらも似たチップを使っているが、いくつかの重要な点で異なる。
Digital Foundryの詳細な分析によれば、2つのシステムの最大の違いは、使用しているRAMにある。PlayStation 4は8GバイトのGDDR5 RAMを使用するのに対し、Xbox Oneは8GバイトのGDDR3 RAMを使用するようだ。PlayStation 4で使われるGDDR5 RAMは、ほとんどのPC用ビデオカードで使われるのと同じ種類のRAMであり、グラフィックのスループットを向上させるために最適化されている。
Digital FoundryのRechard Leadbetter氏は、PS4のGPUは、Xbox Oneと比べて純粋なグラフィックス処理のパワーで最大50%強力なものになる可能性があると推測している。これがより高速なグラフィックス用メモリと組み合わせられると、PS4の方が美しいゲームをプレイできる可能性が高いかもしれない。
Microsoftとソニーのプレスカンファレンスで披露されたデモからは、どちらのシステムの方がより印象的なリアルタイムグラフィックスを実現していたかは断言できない。PS4の「FINAL FANTASY XV」(「FINAL FANTASY Versus XIII」と言うべきか?)と「The Order」は、どちらも信じられないほど印象的なリアルタイムムービーを実現していた。
Microsoftのプレスカンファレンスで見た、Xbox Oneのどのゲームよりも上だったようにも見えたが、ゲームを実際にプレイしておらず、巨大な(しかし十分な巨大さではない)スクリーンを何百フィートも離れたところから見ただけでは、判断するのは困難だ。
Xbox One | PlayStation 4 | |
---|---|---|
価格 | 未定 | 未定 |
発売 | 2013年 | 2013年ホリデーシーズン |
Blu-ray | あり | あり |
ハードドライブ | 内蔵(500Gバイト) | 内蔵(大容量) |
モーションコントロール | 新しい「Kinect」(同梱) | 「Move」コントローラ |
CPU | 8コア x86 AMD | 8コア x86 AMD |
RAM | 8Gバイト | 8Gバイト GDDR5 |
USB 3.0 | あり | あり |
無線 | あり(802.11n w/Wi-Fi Direct) | あり(802.11n) |
ギガビットイーサネット | あり | あり |
HDMI | あり(入力/出力) | あり |
ゲームの一時停止/再開サポート | あり | あり |
バックグラウンドでのダウンロード | あり | あり |
ネイティブのゲームプレー共有(動画) | あり | あり |
リアルタイムのゲームプレーストリーミング | あり(Twitch) | あり(Ustream) |
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