Facebookは、スポンサー検索結果を検索から削除する予定だ。この広告機能が導入されてからまだ1年にも満たない。
Facebookの広報担当者は米CNETに対し、「われわれの広告製品の合理化を図るという目標に従い、2013年7月から広告主は、スポンサー検索結果の購入ができなくなる」と述べた。
検索を行うユーザーをターゲットとしたマーケティング活動を可能にするこの機能が失敗に終わったことは、Facebookがいまだに検索から収益を上げるための最良の方法を理解できずにいることを示唆している。同社に競合するGoogleは、かなり以前にその方法を習得済みである。
この機能は、「Graph Search」ともうまく調和していなかったようだ。Graph Searchは、人、場所、関心事、写真に対する高度な検索を提供するFacebookの初期段階の検索エンジンである。Facebookは2013年4月、Graph Search検索結果ページ上での広告テストを開始したが、これは人の検索を対象とするものではない。
Facebookの言い分を信じるとすれば、スポンサー検索結果を廃止するという同社の決断は、失敗ではなく、広告主が新しいターゲットの獲得に他の広告製品を利用していることに対する理解であるという。
前出の広報担当者は、「多くのマーケティング担当者がアプリやゲームを宣伝するためにスポンサー検索結果を購入していたことを認識しており、われわれは、同じ目的を達成する『Mobile app install ad(モバイルアプリインストール広告)』とデスクトップ上の『Page post link ad』を既に提供している」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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