博報堂DYグループのソーシャルメディア・マーケティングセンターは5月20日、全国の10~60代の男女で、Twitter、Facebook、mixiのいずれかを週1日以上利用するユーザー(SNSユーザー)1080人を対象に実施した「全国ソーシャルメディアユーザー1000人調査」第2回調査の結果を発表した。
調査によると、SNSユーザーのネットサービスの1日の平均利用時間は219分だった。内訳は、Twitter、Facebook、mixi、LINEなどのSNSが78分と最も多く、Yahoo!、Googleといった検索、ポータルサイトが50分、YouTubeなどの動画サイトが50分、オンラインゲームサイト22分、ブログ10分、企業公式ウェブサイト10分という結果となった。
年代別では、10代がネット利用時間400分、SNS利用時間162分と突出している。また、SNSを主にスマートフォンで利用する人は、主にPCで利用する人に比べて、SNS利用時間が長いことがわかった。
Twitter、Facebook、mixiなどのSNS企業公式アカウントにおける商品やサービスの情報接触を調べると、調査対象者の27%が「商品やサービスを初めて知る」、21%が「買うときの参考になる」、15%が「クーポンを使って買ってみたくなる」と回答、企業の公式ウェブサイトに肩を並べる数値となった。
また、SNS企業公式アカウント接触者のうち約5割が、投稿記事内に表示された、商品ページやキャンペーンページなどのURLをクリックしており、2割~3割が検索したり、評判を調べたり、価格を調べたり、「いいね」を押したりしている。接触者の1割が、実店舗に来店していることがわかった。
SNSを最も多く利用する機器は、PCが51.6%(57.6%)で最も多く、スマートフォン40.4%(30.5%)、携帯電話6.1%(10.5%)、タブレット端末1.8%(1.4%)となった(カッコ内は2012年6月実施の前回調査の数値)。前回調査と比較すると、スマートフォンが10ポイント増加し、PCは6ポイントの減少となった。年代別にみると、10代と20代でスマホ派が多く、10代が60.2%、20代が65.8%と、平均より20ポイントも多くなっている。
普段SNSをどのような時間帯に使っているか、という質問では「朝」「通勤・通学」「昼食時」「移動中・帰宅中」「夕食後」「夜寝る前」と、ほぼ1日中SNSに接触していることがわかった。特に10~20代、スマホ派が、さまざまな時間帯でSNSを利用していると説明している。
SNSユーザーの居住エリア別の構成比をみると、関東圏での利用シェアが下がって、住民基本台帳の比率に近づいており、SNSが全国に広がりつつあることがわかった。
調査は2月16~17日に、全国の高校生から69歳の男女で、Twitter、Facebook、mixiのいずれか週1日以上利用するユーザーを対象にネットアンケート調査で実施。集計の際、各性年代の人口構成とスクリーニング調査での出現率をもとに、各SNS、各年代別に30人ずつのウェイトバックを実施している。合計サンプル数は1080人。ソーシャルメディア・マーケティングセンターは、博報堂DYグループのグループ横断型組織。
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