Facebookは、ドライバー向けのソーシャルGPSアプリを提供するWazeを、8億ドルから10億ドルで買収しようとしているようだ。Wazeはイスラエルに拠点を置く企業だ。
イスラエルのビジネス関連ニュースサイトCalcalistによると、交渉は6カ月前に開始し、現在は適正評価の手続きが進行中で、つまり両社が合意前に互いに調査しているところだという。またCalcalistによると、両社は条件規定書に署名しており、買収について原則的に合意しているという。
契約は間もなく完了する可能性があるようだが、Wazeに近い情報筋がTimes of Israelに語ったところによると、取引は必ずしも間近に迫っているわけではないという。両社は、覚書に署名しておらず、さらにFacebookは買収資金調達に向け金融機関への連絡などをしていないようだ。
Wazeは、「iPhone」、「Android」端末、「Windows Phone」で利用可能な無料のモバイルアプリだ。リアルタイムの地図や最新の交通情報、ターンバイターンのナビゲーションなどを通じて、ドライバーが道を走る際に役立つ。そのソーシャルな特徴は、他のWazeユーザーが提供する情報によって移動が楽になったり、経路を変更したりできるという点で役に立つ。
交通渋滞などの障害がWazeユーザーの近くで発生している場合は、ユーザーの端末でWazeの地図に表示される。また、Wazeを利用するドライバーが遅延や危険な交通状況に関するアラートを送信することもできるため、そうした状況を避けるのに役立つ。Wazeのユーザー数は現在、約4500万人にのぼる。Calcalistによると、3月には150万人がモバイルアプリをダウンロードしたという。
Wazeは2012年10月にアプリをアップデートし、ユーザーがFacebook経由でサインインして目的地付近のリンクを見たり、友達にメッセージを送信したりできるようにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
NTT Comのオープンイノベーション
「ExTorch」5年間の軌跡
先端分野に挑み続けるセックが語る
チャレンジする企業風土と人材のつくり方
日本のインターステラテクノロジズが挑む
「世界初」の衛星通信ビジネス
すべての業務を革新する
NPUを搭載したレノボAIパソコンの実力
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力