Tumblrは米国時間4月22日、モバイルアプリケーションにおける広告の配信を開始した。これにより、本当の意味での企業を目指す同社の歩みは一段と加速することになる。
Tumblrによると、同社の「iPhone」版および「Android」版モバイルアプリケーションでは、ダッシュボードをスクロールするとストリームに広告が表示されるようになったという。
この広告は、Tumblrのスポンサー付きコンテンツ「Tumblr Radar」をモバイル向けに強化したものだ。Twitterの「Promoted Tweets」やFacebookの「Sponsored Stories」と同様、プラットフォームにネイティブ対応した広告コンテンツとなっている。
創設6年目となるTumblrは、1年ほど前の2012年3月に初めて広告枠の販売を開始した。広告を前面に持ってきた今回の動きは、利益を生む企業になるというTumblrの約束が果たされようとしていることを示すものだ。
今回のサービス開始に伴い、Tumblrは初めて、ストリームを流れるコンテンツとして広告を拒否できないようにした。これまでは、ダッシュボードの右側とデスクトップ版Tumblrの「Tumblr Spotlight」にしか広告は表示されていなかった。
22日からは、「Sponsored」というラベルと$記号のアイコンで示されたスポンサー付き投稿がモバイルユーザーの目に触れるようになる。たとえば、近日公開予定のWarner Bros. Entertainmentの映画「華麗なるギャツビー」の広告では、Leonardo DiCaprioがアニメーションGIF形式で表示される。コンテンツ広告の本文には「ギャツビーの夏に備えよう。5月10日公開」(日本では6月14日公開予定)と書かれており、関連情報を集めたTumblrの「gatsbymovie」アカウントをフォローするよう求めている。ユーザーはこの投稿をTumblrの他の投稿と同じようにリブログしたり「スキ!」登録したりできる。
Tumblrは1億以上のブログを管理しており、投稿数は毎日9000万本以上にのぼる。同社の最高経営責任者(CEO)を務めるDavid Karp氏によると、会員が1回当たりの訪問で滞在する時間は平均14分間だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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