「Google Glass」は多大な注目を集める、うわさの絶えない最新技術だが、一般発売はしばらく先で、価格も安くはならない見込みである。Googleの会長であるEric Schmidt氏はBBCとのインタビューで、消費者はいつ頃このデジタル眼鏡を購入できるようになるかという質問に対し、「今後数カ月のうちに数千個が開発者らによって使用され、その後われわれは、開発者らのフィードバックに基づいて製品に何らかの変更を加える予定であるため、おそらく1年ほど先だといえるだろう」と述べた。
またSchmidt氏は、Google Glassなどの装着型機器が社会規範やプライバシーに与える影響に関する懸念についても説明した。
「実際問題としてわれわれは、何らかの新しい社会的エチケットを作成する必要がある。録画することが正しくない状況においてこれらの眼鏡を装着するのは明らかに不適切であり、実際、この問題は既に電話で生じている」とSchmidt氏は述べた。「Googleなどの企業は、ユーザーの情報の安全性を維持するという非常に重大な責任を負っている。ユーザーにも、自分がしていることとそれを行う方法を理解し、規則に適切に従い、また、すべてを最新の状態に保つという責任を負う」(Schmidt氏)
シアトルのあるバーは2013年3月、Google Glassを禁止すると発表した。その報道を受けてGoogleの広報担当者は、「Google Glassはまだきわめて初期の段階にあり、携帯電話といった他の新技術と同様に、振る舞いや社会規範が時間の経過とともに築き上げられることをわれわれは期待する」と述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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