IP電話・メールアプリ利用率上位、LINEやFacebookなど--通話時間の3割がIP電話

 MM総研は4月10日、個人名義のスマートフォン利用者を対象にした、LINEやFacebook、SkypeなどのIP電話・メールアプリとソーシャルゲームの利用に関するウェブアンケート調査の結果を発表した。

 スマートフォン利用者(4418人)にIP電話・メールアプリ、ソーシャルゲームなど、ソーシャル関連の計13サービスについて認知状況を質問したところ、「知っている」と回答した人が最も多かったのは「Facebook」で94.8%、以下「Twitter」94.7%、「LINE」91.6%という結果となった。

 IP電話・メールアプリの計8サービスで、利用したことがあるものを聞くと「LINE」が49.8%と最も多く、次いで「Facebook」が28.9%、「Skype」が20.4%となった。以下「Google+」(6.7%)、「Viber」(5.5%)、「カカオトーク」(5.2%)、「comm」(4.3%)、「050plus」(3.1%)の順となった。


IP電話・メールアプリ利用率(出典:MM総研)

 IP電話・メールアプリを利用する理由について利用者(2759人)に聞くと、「お得だから」(53.8%)、「便利だから」(43.7%)、「周囲が利用しているから」(22%)の順となった。一方、利用しないと回答した人(1533人)にその理由を聞くと「必要性がないから」(53.4%)、「面倒だから」(28%)、「個人情報などのセキュリティに不安があるから」(21.9%)が上位となった。

 IP電話の通話サービス利用者(2104人)に、通話の相手について質問すると、「友人」(65.4%)、「家族」(53.1%)、「恋人」(16%)、「仕事関係」(15.4%)の順。メールアプリでも利用者(2075人)に質問したところ、「友人」(84.1%)、「家族」(47.2%)、「恋人」(17.3%)、「仕事関係」(16.7%)と、IP電話と同じ傾向となった。

 スマートフォン利用者(4418人)にIP電話と音声通話(携帯電話回線による従来の通話)による1週間の通話時間を聞くと、IP電話は平均7.2分で、音声通話は平均18.5分。通話時間全体に占める比率は、音声通話72%に対し、IP電話は28%。これをIP電話利用者に限定すると、音声通話は平均21.3分(58.5%)で、IP電話は平均15.1分(41.5%)となった。

 1日あたりのメッセージ送信回数は、メールアプリが平均5.9回、キャリアメール(携帯電話会社のメールサービス)が平均7.1回、ウェブメール(Gmailなど)が平均6.7回だった。全体に占める比率は、メールアプリ29.9%、キャリアメール36%、ウェブメール34%で、従来のメールサービスと同様、メールアプリも日常的に使用されていることが分かる。メールアプリ利用者に限定して分析すると、メールアプリ12.6回(46.2%)、キャリアメール7.6回(27.8%)、ウェブメール7.1回(26%)となった。

 利用したことのあるソーシャルゲームをたずねると、「利用したことがない」の59.6%を除き、IP電話・メールアプリと同様、「LINE」が22.4%でトップ。以下「GREE」(13.1%)、「mobage」(11.7%)、「mixi」(9.3%)、「Ameba」(7.9%)、「カカオトーク」(2.1%)の順となった。

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