IP電話・メールアプリ利用率上位、LINEやFacebookなど--通話時間の3割がIP電話 - (page 2)

 ソーシャルゲームの利用者(1647人)に利用場所について質問したところ、「自宅のリビングや自室でくつろいでいる時」が最も多く、62.8%。次いで「就寝前(ベッド・布団の中など)」の42.8%で、自宅内での利用が上位を占めた。以下「通勤通学などの移動時(電車、バス、タクシー内、駅ホームなど)」37.7%、「待ち合わせ時」34.7%と、自宅外での利用が挙げられた。

 ソーシャルゲーム利用者のうち、有料コンテンツを購入するのは195人(11.8%)にとどまり、1452人(88.2%)は無料コンテンツのみの利用者だった。有料購入者の1カ月の平均購入金額は1896円だった。

 スマートフォン利用者の1週間あたりのゲームの平均プレイ時間は、ソーシャルゲームが42分(全体の35.6%)、携帯型ゲーム機が45分(同38.1%)、据え置き型ゲーム機が31分(同26.3%)だった。一方、ソーシャルゲーム利用者では、「ソーシャルゲーム113分(50.9%)、携帯型ゲーム機68分(30.6%)、据え置き型ゲーム機41分(18.5%)と、ソーシャルゲームの割合が半分を超えることがわかった。


1週間あたりの平均ゲームプレイ時間(出典:MM総研)

 今回の調査を通じて、通話時間やメッセージ送信回数、ゲームのプレイ時間でIP電話やメールアプリ、ソーシャルゲームが、それぞれ全体の3~4割を占め、一定の存在感を示すようになったことが明らかになった。これらのサービスは、基本的に無料で、追加で有料課金するパターンが多く、現在急速な普及を遂げている。

 MM総研は、音声通話やキャリアメール、ゲーム機といった既存のサービスを含めた全体の利用者数や利用時間が広がらないのであれば、これらのサービスは今後、通信事業者やゲーム会社などが展開してきた既存のサービスと競合する可能性があるとみている。

 調査は3月15~18日に、15~69歳の男女で個人名義のスマートフォン利用者4418人(キャリア別の内訳は、NTTドコモ1493人、KDDI1472人、ソフトバンクモバイル1453人)を対象に実施した。

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