サムスン「GALAXY S4」の第一印象--大画面、アイトラッキング技術搭載 - (page 3)

Jessica Dolcourt (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2013年03月28日 07時45分
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 さらに筆者は「Group Play」という新たな共同作業機能に対しても好感を抱いている。GALAXY S4ユーザーはこの機能を用いることで、GALAXY S IIIの写真共有機能のように、他のGALAXY S4に接続し(NFCやBluetoothを使用)、楽曲や写真、ドキュメントを共有できるほか、マルチプレーヤーゲームも楽しめるようになる。楽曲という観点から述べると、同じ部屋で大勢の人々が自らの携帯電話を使って同一の楽曲を楽しむという使い方も考えられる。これは即席のサラウンドサウンドとも言えるだろう!

 「Google Play」のゲームでは、「Gun Bros 2」と「Asphalt 7」が別途GALAXY S4に対応している。サムスンは複数のユーザーが同時に楽しめるソーシャルなゲームの開発を支援するため、ゲーム開発者に向けてSDKを公開する予定だ。これは優れたアイデアと言えるだろうか?もちろんそうだ。ただ、その設定時や使用時の実用性が分かるまで、判断はお預けとなるだろう。

 筆者が説明会で使用してみた際には、次に述べる機能を試してみる機会こそなかったものの、QRコードを読み取ったり、名刺をテキストデータに変換したりして、それをS Translatorで翻訳するというアイデアには面白さを感じた。スマートフォンの機能としていずれも目新しくはないうえ、OCR(光学式文字認識)は常に正しく動作するとは限らないものの、こういった応用に光が当たるようになったのは良いことと言えるだろう。

 サムスンは流行を見つけ出すと、それに一気に飛びつく。こういった姿勢により、携帯電話に搭載されている加速度センサや、気圧センサなどを使ってユーザーの歩みや走り、ジャンプ、運動、間食、発汗を記録するという、カロリー計算機能と歩数計を1つにまとめた「S Health」という製品が生み出されている。サムスンは、同社ブランドの新製品であるフィットネス用リストバンドと組み合わせることで、同様の目的で既に市場に出回っているサードパーティーの専用アプリに対抗しようとしている。

 問題の多い「S Voice」アシスタント、そして「S Memo」ノートアプリは、使用しているアプリによって自動的に画面輝度を調整する設定とともに復活した。この機能により、閲覧や鑑賞がより快適に行えるようになり、ユーザーにメリットがもたらされるとサムスンは紹介していた。筆者がGALAXY S IIIを使用した際、ブラウザ起動時にウィンドウが薄暗くなったため、画面輝度に大きな制約があるのだと考えてしまった。筆者は、GALAXY S4でもGALAXY S IIIと同様に、さまざまな設定メニューでユーザーの好みを調整できるようになると想定している。なお、オーディオに関してはGALAXY S4も同様となっている。

 サムスンは「S Voice Drive」というGALAXY S4向けの新機能も発表した。自動車内での使用を想定したこの音声コマンド機能により、運転している最中でも電話をかけたり、メッセージを送信したり、天気を調べられるとともに、携帯電話に組み込まれているナビゲーションシステムも使用できるようになる。マンハッタンホテルのカンファレンスルームではこの機能をテストする機会がなかったものの、サムスンによると同機能は自動車に乗り込んだ際に起動するとのことである。

提供:Sarah Tew/CNET
アイトラッキングソフトウエアによって、ユーザーの視線が追跡される。
提供:Sarah Tew/CNET

アイトラッキングジェスチャー

 GALAXY S4に搭載されているアイトラッキングソフトウェアによって、ユーザーの視線移動による画面のスクロールが可能になるということについては、真偽のほども含めてさまざまなうわさが飛び交っていた。

 ふたを開けてみると、うわさはある意味において真実だった。「Smart Pause」と「Smart Scroll」は、GALAXY S IIIの「Smart Stay」というオプション(画面を見ている時には表示を薄暗くしないようにする機能)から着想された機能である。GALAXY S4では、例えばCNETの記事を読んでいる最中に、本体を上/下に傾けることでスクロールが行えるようになっている。通勤時の電車内やバス内において片手でつり革を、もう一方の手で携帯電話を操作しながらニュースを読むという場合、この機能は重宝するはずだ。

 筆者のお気に入りはSmart Pauseというアイデアだ。これは動画を視聴している最中に、よそ見をすると再生が一時停止し、画面に視線を戻すとふたたび再生が始まるという機能である。

 いずれの機能も理論的にはうまく動作するはずだが、実際にはそうでもない。とは言うものの筆者が使用したGALAXY S4は、ハードウェアもソフトウェアも(明らかに)最終的に製品として量産される前のものである。このため、応答時間は少し遅く感じられ、動画の一時停止や再開、及び画面のスクロールに若干のタイムラグがあった。もっとも多少の遅れには理由がある。ちょっとよそ見をするたびに一時停止と再開が行われてほしくはないはずだ。そうではなくこのソフトウェアは、コーヒーを注文したり、友人に声を掛けたり、階段を上るといった、一定時間以上のよそ見を検出するようになっているようだ。

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