アップル、新しい「iPhone」キャンペーンを展開--「GALAXY S IV」に対抗?

Edward Moyer (CNET News) 翻訳校正: 編集部2013年03月18日 10時08分

 サムスンが発売したばかりの「GALAXY S IV」に特出した点はない。「iPhone」を目指す製品がまた一つ増えただけにすぎない。少なくともAppleは、名高い自社の端末に対する新しいマーケティング戦略として、消費者にそう思い込ませたいと考えているのだろう。

 Appleのサイトには米国時間3月16日、「There's iPhone. And then there's everything else」(iPhoneがある。それゆえにその他すべてが存在する)という見出しを掲げるウェブページが追加された。サムスンがニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールで開催した大々的なイベントでGALAXY S IVを発表した2日後のことだ。


提供:Apple

 Appleのホームページや顧客に送られた電子メールの中のボタンからアクセスできる同社のこのウェブページは、iPhoneが競合製品に勝ると考えられる項目のリストであるに等しい。そしてこのリストは、サムスンの新製品をかなり意識したものになっているようだ。その一部を以下に紹介する。

  • 「プラスチックっぽい」外観と評されることもあるGALAXY製品ラインをやり玉に挙げていると思われる部分として、iPhoneは「すべての細部とすべての素材、特に光沢のあるアルミニウム製の筐体は、細心の注意の下に検討および改良されている」と記している。
  • iPhoneの「Retina」ディスプレイを強調している。サムスンのスマートフォンはこれまで、色が過飽和で強烈である点が繰り返し指摘されている(ただし、この点についてGALAXY S IVはこれまでの製品とは異なるという声もある)。
  • 「他のスマートフォン」全般に対し、カメラ品質として「単純にメガピクセル値が高いことのみが強調されている」としている(GALAXY S IVが13メガピクセルであるのに対し、Appleいわく「世界で最も人気が高い」iPhoneのカメラは8メガピクセルである)。
  • iPhone向けに提供されているアプリ本数を強調し、「iOS」は「iPhoneの機能性をさらに高める80万本を超えるアプリを擁したプラットフォーム」だとしている。少なくともGALAXY S IVには、多数の新しいソフトウェア機能が搭載されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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