米国際貿易委員会(ITC)の判事は、Microsoftの「Xbox」がMotorola Mobilityの保有する特許を侵害していないとする裁定を下し、自身の最初の裁定を覆した。
Bloombergの報道によると、David Shaw判事は米国時間3月22日に裁定書を提出したという。ITCはShaw判事の裁定書を精査し、7月23日に最終決定を下す予定だ。
本件は、Motorola(現在はGoogleが所有)が2010年11月、XboxとMicrosoftのスマートフォンで、Motorolaのワイヤレス通信技術と動画コーディング技術に関する特許が使用されているとして、Microsoftを提訴したことから始まった。
Shaw判事は2012年5月、Microsoftのビデオゲームコンソール「Xbox 360 S」がMotorolaの特許を侵害しているとして、米国への輸入を禁止すべきだとする裁定を下した。しかしITCは同判事に対して、本件とは関係のない別の訴訟によって確立された新たな判例を考慮に入れつつ再検討するよう求め、本件を差し戻していた。
この訴訟は当初、5件の特許を対象としていたが、そのうちの2件の特許は2013年に入って失効しており、他の2件の特許についても、業界標準と見なされているとの理由でGoogleが訴訟から除外している。しかしGoogleは残る1件の特許については除外せず、Xboxとその周辺機器の通信方法に用いられている技術に関係すると主張していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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