丸みを帯びたデザインの「Workbench」は、ほかのMacコンピュータプロトタイプの道から外れていた。
Hartmut Esslinger氏は「Design Forward」の随所で何が自分の作品にインスピレーションを与えるのかについて言及しているが、Macのデザインに関する以下の段落は特に興味深い。「この新しい形状の『顔』をデザインする方法についてアイデアを模索していた私は、歴史、特にネイティブアメリカンの神話に注目した。なぜなら、Appleのデザインは米国西海岸の過去に根ざしたものであるべきだと私は考えたからだ。この探索は、私たちをまずナバホの幾何学模様の砂絵へ、それから、アステカのアートへと導いた。石を彫って作られたアステカアートのレリーフは、宇宙飛行士に似ていることがよくある。それらのイメージから、私たちはAppleのコンピュータを外観が小さな人みたいに見えるように、そしてディスプレイスクリーンを顔に変えるようにデザインするインスピレーションを得た」(Design Forwardからの引用)
提供: Hartmut Esslinger, Frog team