Nexus 10は、「Miracast」という機能をサポートしている。この機能は、タブレット上で表示しているコンテンツを、無線経由やMiracastアダプタ経由でMiracast対応のHDTVに送り込み、表示させるというものだ。つまり、Appleの「AirPlayミラーリング」をAndroidで実現したものと言えるだろう。ただ、Googleによると、Miracast対応のHDTVは2013年にならないと市場に投入されないとのことである。
Android 4.2ではマルチユーザーに対応しており、複数のユーザーアカウントが実現されている。新規ユーザーを追加するには[設定]−[ユーザー]メニューを選択した後、指示に従って新しいユーザーアカウントの設定を行うだけだ。新規ユーザーアカウントとそのアカウント上のすべてのコンテンツは、タブレットの所有者によって(つまりプライマリアカウントから)いつでも削除できる。また、このタブレット上のすべてのユーザーアカウントは、他のアカウントに代わって、更新されたアプリの許可を承認することができる。
新たなユーザーに切り替えるには、ロック画面を表示させた後、そのユーザーのアイコンを選択し、タブレットのロックを解除することになる。こういった操作は、「NOOK HD」のプロファイル実装に比べるとエレガントさに欠けていると言えるだろう。NOOK HDの場合、画面上部のユーザーアカウント表示をタップし、別のユーザーを選択するだけで、表示コンテンツが該当ユーザーのものに変わるようになっている。
また、NOOK HDでは子供用や大人用のプロファイルを複数設定でき、両親が複数の特権アカウントを持つことも可能になっている。Android 4.2では筆者の知る限り、管理者権限を持つアカウントはタブレットごとに1つに制限されている。
Android機器のファンらは長年にわたって「ロック画面にもっと多くの情報を!」と要求してきた。実際のところ、そういったことをどれほどのユーザーが望んでいるのか筆者には分からないものの、Googleはその方向に進んでいる。Android 4.2では電子メールの受信トレイやカレンダー、時計など複数のものをロック画面に追加できるようになっている。またAndroid 4.0から追加された、楽曲識別が行える「What's this song?」(この曲は何?)といったウィジェットも、手軽にロック画面に追加できるようになっている。
このウィジェットは、楽曲(Nexus 10や、他のデバイスで再生されているもの)を聴かせると、数秒以内に題名を応答したうえで、手軽に購入できるようGoogle Playストアへのリンクも提供してくれる。筆者はこの機能の便利さを何度も実感したことがあるものの、ロック画面に追加するのは少しおかしな気がしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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