サムスン電子が携帯電話市場の新たなリーダーとなった。
IHSの調査によると、スマートフォン市場ですでにライバル集団の先を行くサムスンは、長年にわたって携帯電話市場の首位だったNokiaの座を奪うことで、世界の携帯電話産業全体に覇権を広げたという。
こうした立場の逆転は、主に「GALAXY S」スマートフォンシリーズに牽引されてサムスンがいかに急上昇してきたか、またNokiaがどれほど没落したかを示している。Nokiaは、2012年以前の14年間にわたり携帯電話市場に君臨してきたが、ここ数年は旧来の「Symbian」プラットフォームに支えられていた。
IHSによると、サムスンは携帯電話市場全体の29%を支配し、スマートフォン市場でも28%を占めたという。同社は「GALAXY S III」に加えて、より大型の「GALAXY Note II」や、低価格帯の多様なスマートフォン製品群を提供した。
スマートフォン市場では、サムスンとAppleが2012年の大半を通じて接戦を繰り広げたが、最終的にサムスンがリードした。Appleのシェアはスマートフォン市場の20%で、依然としてベーシックな携帯電話を多く含む市場全体では10%だった。
一方のNokiaは、携帯電話市場全体のシェアを2011年の30%から24%に落としたが、これはスマートフォン市場でのシェアが2011年の16%から5%に低下したためだ。折しも同社がSymbianプラットフォームからMicrosoftの携帯電話向けOS「Windows Phone」を搭載する製品群に切り替えようと取り組む中での、驚くべき急落だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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