タブレットは動画再生とも相性がいい。コンテンツはGoogle Play 映画や「YouTube」が充実しているし、「Hulu」などの外部サービスも利用できる。特にNexus 7の液晶は16:9サイズなので、画面いっぱい黒帯なしで映像を楽しめる。
タブレットでゲームを遊ぶ際の迫力は、やはりスマートフォンとは比にならない。同じゲームを遊んでいても、別のゲームをやっているかのような感覚になる。またゲームでは、画面サイズが大きくなると操作性も向上する。特に、レーシングやFPSなどのリアルタイム性を重視するタイプのゲームで顕著に感じることができた。将棋などのボードゲームも押し間違えが起きにくくなるので、指し手が軽やかに進む。
音楽再生はクラウド型の音楽管理ツール「Google Music」を利用できるほか、従来のようにUSBで端末とPCをつないで、MUSICフォルダに音楽ファイルを転送することでも再生できる。Androidには数々の音楽管理アプリが用意されているので、これらのアプリを活用する方法もあるだろう。
音質に関しては筆者は多くを語れないが、常識的な考察として、スピーカーは端末の背面についているため、画面を見ながらコンテンツを消費するようなYoutubeや映画といった動画コンテンツの音は、前面にある場合と比べて鮮明さを欠くのではないかと思われる。ただし、ヘッドフォン端子が用意されているので問題はないだろう。アプリ側でのイコライザも最近は充実しているので、不満がある場合は再生プレイヤーを選ぶことで、ある程度は解決されると思われる。
・ブラウジングNexus 7に標準搭載されているブラウザ「Chrome」でのウェブブラウジングは予想以上に快適だ。多くのサイトでタブレット閲覧用のデザインは用意されていないが、PCページでも十分に見やすく、操作に困ることは少ない。
またタッチパネルでのブラウジングで隣接するリンクの選択ミスに悩んでいる人もいるかと思うが、間違えタップを防止するルーペが隣接するリンクを拡大表示するので、このストレスを大きく軽減できるだろう。もちろん、表示されるウェブページをピンチで拡大縮小することもできる。なお、ChromeはGoogleアカウントでの同期が可能で、PC版とブックマークなどを同期できる。
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