「Google Now」は、あらかじめ登録されているカレンダーや現在地などの未来の予定を組み合わせて、時系列に並べて表示する、いわばパーソナライズ化された秘書サービスで、Android 4.1から搭載されている。
“自分で検索しなくても良い”という未来をグーグルが描いているのがおもしろい。たとえば、次のミーティングまで2時間があった場合に、その予定に間に合わせるには家を1時間半前に出る必要があり、乗る電車はコレで、駅までのルートはコレ、といった具合に情報を勝手に調べて表示していく。さらには、駅までの渋滞情報まで教えてくれる。
このように魅力的なサービスだが、日本でその旨味を実感する機会はまだ少ない。というのも、まだカレンダーと天気以外の機能はまともに動いていないからだ。ただし、そのポテンシャルは非常に大きい。今後の日本での展開に注目していきたい。
・Google サービスとの親和性グーグルの提供する各種サービスとの親和性が非常に高いのはAndroidならではの強みだろう。
Google Playでアプリ、動画、書籍を手に入れることができるほか、「Google Music」で音楽、「Google Reader」でニュース、「Google+」でSNS、「Google Picasa」で写真、「Google Contact」で連絡先、「Gmail」でメールと、タブレットの中に入るべき機能は、ほぼすべてGoogleサービスで大きく強化され、まるでタブレットとネットの境目を感じない。
また、すべてのサービスはNexus 7での表示に最適化されており使い勝手も良い。グーグルのサービス無しではAndroid端末が機能しないのではないかと思うほどだ。
このように、iPadに比肩するユーザーエクスペリエンスをもたらすNexus 7。端末性能からの視点だけでなく、中身となるアプリや映像コンテンツの充実具合、グーグルが提供するサービスとの親和性、また価格の面でもとても魅力的な端末だと感じる。「iPad mini」や「Kindle」などの登場が予想されている7インチタブレット市場においても、ハードとソフトの両面をしっかりと押さえているNexus 7は強い存在感を発揮するだろう。
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