パノラマモードは、iOSの新機能の一部だ。iPhone 4Sユーザーも、iOSのアップグレードでその恩恵に与れる。この機能は、iPhoneを横向きに持ってゆっくり方向を変えていくことで、360度をカバーする横長のイメージを作成するものだ。このアプリを使えば、その手順を教えてくれる。パノラマモードはApp Storeにある他のカメラアプリでも利用できるが、Appleはこれをより洗練された、使いやすいものにしており、私が使ってみた限りではあまり失敗はなかった。この機能追加はよいものであり、私は頻繁に使っている。私がこれまでに使ったパノラマモードがあるアプリと比べると、この新しいパノラマ機能は非常に簡単だ。
新しいiSightカメラの写真撮影スピードはiPhone 4Sよりも速くなっているが、その4SもiPhone 4よりは高速化されていた。写真の撮影は一瞬のことで、素早くタッピングを繰り返すことで、複数の写真を撮ることもできる。これは本物の連続写真とは言えないが、トリプルタップをすれば、4Sではできないような3枚の連続写真を撮ることができる。
手ぶれ補正のおかげで、撮影した動画は4Sのものほどぶれていないように思える。これは完璧ではないし、専用のビデオカメラほどよくもないが、歩きながら撮影したり、ゆっくりパンしながら撮影するときに、ぎくしゃくした画面になるのを避けたい場合にはよい。
揺れや跳ねはまだ残っているが、ゆっくりした動きは確実にスムーズになっている。気軽に向きを変えただけの動作を、三脚の上にカメラを固定して動かしたように見せることもできる。
ビデオ撮影中に撮った写真は、通常の8メガピクセルカメラを使った写真ではなく、動画からのキャプチャだ。
このため、アスペクト比は異なっているし、画像の品質も若干落ちる。それでも、ビデオを撮影している最中にシャッターチャンスを感じたときには、便利な機能だ。
前面カメラは720pにアップグレードされたため、写真もビデオも品質が向上した。他のiPhone 5ユーザーと間でFaceTimeをテストすることはできなかったので、このカメラがビデオチャットの品質向上に役立っているかどうかは判断できなかった。しかし、自分自身のビデオを自分で撮影する分には、はっきりと改善されて見えた。自分を撮影してYouTubeに投稿している人にとっては朗報だろう。
(後編に続く。後編は10月4日の公開予定です)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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