米国時間9月21日に発売されたばかりのAppleの「iPhone 5」を購入した人が、本体に傷のようなものがあることに気付いたとしても、それはその人だけに限らないようだ。
新しく購入したiPhone 5に小さなひっかき傷や刻みがある、と所有者らが掲示板やソーシャルメディアで不満を述べている。これらは、iPhone 5の側部あるいは画面際のアンテナマーカー付近に付けられているという。この問題は、主にiPhone 5のブラックモデルに限定されているようだ。Appleにコメントを求めたが、すぐに得ることはできなかった。
米CNETでは、真新しいiPhoneを箱から出した後に小さな擦り傷を発見していら立つ消費者の例を、少なくとも30件あまり見つけている。
MacRumorsフォーラムではspr97ajmを名乗る投稿者(自称「Andy」氏)が次のように述べている。「自分用のiPhone 5が21日に届いたが、箱から出してみると小さな傷があった。画面がはめ込まれている場所の陽極酸化被覆が欠けてしまっているように見えるが、背面下部のガラス部分に近い場所にも小さな跡がある。わたし自身、この傷を気にするつもりはないが、被覆が柔らかいことを示すものであり、時間の経過とともに欠けていくだろう」
関連するニュースとしては、MacRumorsの記事において、iPhone 5のブラックモデル背面の陽極酸化アルミ部分に複数の傷がしっかり付いている写真が掲載された。この傷は、故意に付けられたようだ。同記事によると、店頭にあったiPhoneでおそらくはその耐傷性を確認するため、ある人物が鍵やSIMカードトレイのピンで背面をこすって付けたものだという。さらに、この写真はアルミニウムが傷つきやすいことを思い起こさせ、保護ケースを利用した方がよいことがわかる。
Appleから新たにリリースされた製品に初期問題が生じるのは、今回が初めてではない。数年前には、「iPhone 4」を特定の持ち方で握ったときに受信が途切れる、とユーザーから指摘を受けている(この問題はのちに「アンテナゲート」として知られるようになった)。
Apple製品ではこのほかにも、発売直後のiPhoneおよび「iPad」でLCD画面が黄色味を帯びていると消費者に指摘される問題が起きていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス