Googleが近い将来、IaaS(Infrastructure as a Service)型のクラウドコンピューティングプラットフォームを構築するといううわさが、少し前から流れている。そして今回、GigaOMが報じたところによると、同社は早ければ今週サンフランシスコで開催のGoogle I/O開発者カンファレンスで、このサービスをローンチする可能性があるという。
さらに、GigaOMは、Googleがこのローンチ間近のサービスとともに現行のアプリエンジンおよびストレージも提供する予定であることを同社の計画に詳しい複数の人間が認めた、とも伝えている。
このGoogleのプラットフォームは、Amazonの「EC2」クラウドサービスと競合する公算が非常に高いが、Microsoftが構築していると思われる同様のIaaS型クラウドコンピューティング製品ともぶつかる可能性がある。
MicrosoftとGoogleの両社は既にクラウドでソフトウェアスイートを提供している。Microsoftは「Office 365」、Googleは「Apps for Business」だ。IaaS分野への進出は、両社に売り上げの増加をもたらすかもしれない。
GigaOMによると、Googleの主要なターゲットは、実際のところMicrosoftと同社の開発者コミュニティーになるという。GigaOMは、「エンタープライズ開発者コミュニティーもMicrosoftの最大の強みの1つである。そして、Googleはそこに狙いを定めようとしている。これらのエンタープライズ開発者を呼び寄せるために、Googleは同社プラットフォーム上でのアプリケーションの記述や導入、管理を簡素化することに集中的に力を注いでいる」と伝えている。
米CNETがGoogleに連絡してコメントを求めたところ、同社の広報担当者は、同社はうわさや憶測についてはコメントしない、と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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