アップルとグーグル、ダウ工業株30種平均指数の構成銘柄入り?--バロンズ報道

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年05月01日 16時50分

 AppleとGoogleは近々、IT業界のパイオニア企業と入れ替わるかたちで、ダウ工業株30種平均指数の構成銘柄として採用されるかもしれない。

 Barron'sが米国時間4月29日に報じたところによると(記事の閲覧には購読手続きが必要)、同指数は見直しの時期を迎えており、AppleとGoogleは大手のIT企業として金融市場に大きな影響を与えているという。Barron'sによるとこの2社は、由緒あるHewlett-Packard(HP)やBank of America、Alcoaには真似のできないかたちで、「世界のビジネス勢力図を大きく塗り替えつつある」という。

 「19世紀に誕生したこの指数を適切なものとして維持していくには、21世紀の市場を反映する必要がある」(Barron's)

 ダウ工業株30種平均指数の構成銘柄が前回入れ替えられた2009年以降、Appleの時価総額は約5630億ドルとなり、世界で最も価値のある企業となっている。

 とは言うものの、ダウ工業株30種平均指数は構成銘柄の株価に基づいて算出されるため、AppleやGoogleのいずれが採用される場合であっても難点があることはBarron'sも認めている。Appleが構成銘柄入りを果たした場合、同社のこの指数に占める割合は26%となり、12%を占めているIBMの2倍以上となる。

 Barron'sによると、Appleは5対1、あるいは10対1の株式分割を実施することで、指数銘柄としての要件を満たせるはずだという。この4月、Appleは株価でGoogleを追い抜いた一方、Googleはその1週間後に上場後初めてとなる株式分割の実施を発表している。

 なお、ダウ工業株30種平均指数の見直しについて、公式な予定は存在していない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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