Appleは米国時間4月29日、同社が毎年、世界中で納税額を大幅に削減するためにあらゆる手段を講じているとの批判を受けて、同社は「驚異的な数の雇用」を創出してきたと反論した。
その声明は、28日にThe New York Times(NYT)に掲載された特集記事を受けて出されたものだ。同記事は、Appleを税金を回避する方法を開発したパイオニアとして描き、同様に税金を回避したい企業がAppleの手法を参考に用いてきたと主張した。NYTは、「テクノロジ分野の大企業は、工業化時代を想定して制定されたため今日のデジタル経済には適さない税法を自分の利益のために利用してきたが、Appleを見ればその手法を知ることができる」と報じた。
Appleはそれを受けて、同社は米国で最も多くの税金を納めている企業の1つだと反論した。
同社はNYTに掲載された声明の中で、「Appleは米国の地方自治体、州政府、および連邦政府を支援する多額の税金も納めている。2012会計年度の前半、弊社の米国事業は約50億ドルの連邦および州法人税を生み出している(従業員の株式含み益に対して控除された法人税を含む)。その法人税納税額は米国で最も多い部類に入る」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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