IDCの予言者たちによれば、「Android」タブレットの世界出荷台数は2015年に「iPad」を追い越すという。予想によれば、他のすべてのプレーヤーは出荷台数を減らし、「Windows 8」を搭載したARM版タブレットについてはIDCの数字に織り込まれてすらいない。
引用しよう。
予測された通り、Androidは2011年第4四半期にかなり強い伸びを示し、その大部分はAmazonの「Kindle Fire」の成功によるものだ(Kindle FireはGoogleのAndroid OSのカスタムバージョンを搭載している)。Androidは市場シェアを2011年第3四半期の32.3%から2011年第4四半期に44.6%に伸ばした。その結果、iOSの市場シェアは61.6%から54.7%に減少し、「Blackberry」は1.1%から0.7%に減少した。2011年第3四半期に5%の世界市場シェアを占めていた「WebOS」は、2011年第4四半期に0%まで落ちた。IDCは、今後Androidが市場シェアを伸ばし続け、iOSのシェアを奪うものと予想している。
図は予想をグラフにしたものだ。
IDCは、Amazonが発売した199ドルのタブレット端末Kindle Fireが、この成長のきっかけだったとしている。この端末は、2011年の第4四半期にほぼ米国でのみ出荷されたものであるにも関わらず、このデバイスのカテゴリーに対する消費者の認知度を高めた。
IDCはAndroidが出荷台数でリードすると予想しているが、利益についてはまた別の問題だ。IDCは、予想の対象期間である2016年まで、そしてそれ以降もiOSが利益シェアのリーダーであり続けると予想している。
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