終わりの見えないMotorola Mobilityとの特許侵害訴訟で、ついにAppleが勝利を手にした。
Florian Mueller氏の法律ブログ「Foss Patents」によると、ドイツの判事が現地時間2月10日、無線技術に関連するMotorolaの特許1件について、Appleによる侵害はないと判断したという。
問題の特許は3G/UMTS無線通信に関するもので、専門用語での説明によると「Code Division Multiple Access(CDMA)信号の処理用に複雑な疑似雑音系列を発生させる方法およびシステム」だ。
Appleによる3G/UMTSのいかなる利用も特許侵害になるとMotorolaは訴えていた。しかしAndreas Voss判事は、Apple製品がハードウェアもしくはソフトウェアコードを通じて当該の発明を採用している証拠を示せなかったとして、Motorolaの主張を退けた。
「ここで取り上げられている特許は無線送信を最適化するために数字を発生させる『手段』を中心としているため、裁判所はApple製品にこうした『手段』が含まれている証拠を確認しようとした」とMueller氏は説明し、次のように続けた。「(Motorola Mobilityは)いかなる種類の実装も(ハードウェアでもソフトウェアでも)示さず、標準となる仕様の基本を論議するだけでは勝訴するに不十分だった」
ドイツの特許侵害訴訟で負けが続いていたAppleだが、今回はついに勝利を手にすることになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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