Motorola Mobilityは、2011年第4四半期決算で損失を計上した。Googleによる買収計画に関連した費用の影響が大きい。
携帯端末やセットトップボックスの製造を手がけるMotorola Mobilityは、2011年第4四半期決算で8000万ドル(1株あたり27セント)の損失を計上した。前年同期は8000万ドル(1株あたり27セント)の利益だった。売り上げは微増し、34億4000万ドルだった。
合併関連コストや事業再編にかかわる費用、株式や資産の償却を除外すると、1株あたり20セントの利益だが、それでも前年同期と比べて大幅減となる。第4四半期の出荷台数は、スマートフォンが530万台、タブレットが20万台だった。
Thomson Reutersによると、ウォール街のアナリスト予想の平均は、1株あたり利益が6セント、売り上げが34億ドルだったという。
Googleは、主として特許ポートフォリオを手に入れるために、125億ドルでMotorolaを買収することに合意した。Motorolaは、買収にはまだいくつかの規制当局の承認が必要だとしながらも、2012年初めに買収手続きを完了するという目標を重ねて表明した。
Motorolaのモバイルデバイス部門は7000万ドルの営業損失を計上したが、売り上げは5%増の25億ドルだった。携帯端末の総出荷台数は1050万台となっている。第4四半期のヒット製品の1つは、Verizon Wirelessがホリデーシーズンの主力製品と位置づけた超薄型「Android」搭載スマートフォン「DROID RAZR」だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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