FortuneのAdam Lashinsky氏が、間もなく出版される著書「Inside Apple: How America's Most Admired--and Secretive--Company Really Works(仮訳:インサイド・アップル:米国で最も称賛され、最も秘密主義な企業の実態)」からの抜粋を発表した。この非常に長い抜粋では、Appleで働くということについて、幅広く説明されている。
Lashinsky氏は、チームはお互いに隔離されていると記している。
ある話題を会議で議論するには、部屋にいるすべての人に話題が「開示」されており、特定の秘密が内々に明かされていることを確かめる必要がある。元従業員の1人は「全員に情報が開示されていることを確かめるまでは、いかなる秘密についても話すことはできない」と述べている。その結果、Appleの従業員と彼らのプロジェクトは、パズルのピースとなる。完成したパズルの全体像を知っているのは、組織の最上層部だけだ。
こうした取り組みは、人々を物理的な障壁によって引き離しておくことで容易になるとLashinsky氏は書いている。建物は新しいプロジェクトに合わせて物理的に変更され、近くの従業員に知られないようにしている。
Appleの従業員は、オフィスに建築作業員が現れたときに、何か大きなことが進行中であることを知る。新しい壁がたちまち立てられる。ドアが取り付けられ、新しいセキュリティ対策が施される。透明だった窓はすりガラスになる。部屋によっては、窓が全くない。こういった部屋は、封鎖部屋(lockdown room)と呼ばれ、いかなる情報も、理由なしに伝わることはない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果