サムスンは、Appleの最新スマートフォンの販売を阻止する試みの一環として、Appleとオーストラリアの大手移動体通信事業者3社(Optus、Vodafone、Telstra)が交わした契約の内容と「iPhone 4S」のファームウェアのソースコードを入手しようとしている。
「Galaxy Tab 10.1」およびAppleの最新端末iPhone 4Sにおける特許侵害の疑いをめぐり、Appleとサムスンの間で特許侵害訴訟が進行中だ。現地時間11月1日に行われた審理では、サムスンの弁護士が判事に対し、iPhone 4Sの販売差し止め命令の正当性を証明するため、iPhoneの全モデルについて通信事業者3社と交わした契約の内容をAppleに開示させる必要があると述べた。
サムスンは、この契約内容によってiPhoneがサムスンの市場シェアと売り上げに及ぼす影響が示されると述べた。サムスンは特に、Optus、Vodafone、TelstraがiPhoneを各種プランで販売するためAppleに支払った補助金の額を突き止めようとしている。サムスンの弁護士は、「iPhone 4Sに補助金が支払われているなら、依頼人の製品のために使われる額が減ることになる」と述べた。Appleは、いかなる資料の開示にも異議を申し立てている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」