サムスン電子はオーストラリアで現地時間10月27日、Appleの申し立てに対して認められた「Galaxy Tab 10.1」販売差し止めの仮処分は誤りで論理が飛躍しており、法廷での訴訟の進行を早めようとするものだと主張した。
サムスンはこの日、ニューサウスウェールズ州の連邦裁判所のLindsay Foster判事に提出した訴状の中で、2週間前にAnnabelle Bennett判事が下した判決の理由に異議を唱えた。
サムスンはいくつかの論拠から不満を表明した。Bennett判事は決定において、サムスンが訴訟を早期に最終審理の段階に進めることに「消極的」だったことが、サムスンに不利に働いたと述べていた。
サムスンの顧問弁護士は27日、法廷で次のように述べた。「(Bennett判事は)サムスンが早期の最終審理を受け入れようとしないことを理由に判決を下しており、このことが当社に不利に働いた。これは誤った判断だ。(提案されたのは)差し止め命令を含む複数の偏った条件に基づき、さらなる証拠を必要としない予備審問だった。これがマイナス要素として利用され、基本的に仮処分の救済措置につながった」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス