Googleの最高経営責任者(CEO)であるLarry Page氏は米国時間10月13日、同社のモバイルOS「Android」を特許侵害訴訟で攻撃するライバルの戦術が効果を上げている「兆候は見られない」とアナリストらに語った。
四半期ごとに行われる電話会見で、Page氏はAndroidに対する訴訟攻撃について質問を受けた。MicrosoftとOracleはAndroidを標的にし、Googleやそのパートナーがライセンス供与を受けずに知的財産を利用している、と非難してきた。また13日には、Quanta Computerが、GoogleのAndroidおよび「Chrome」OSの使用に関するライセンス契約をMicrosoftと結んだ。
攻撃されてもAndroidの成長スピードは落ちていない、とPage氏は言う。
「そうした攻撃が効果を上げている兆候はまったく見られない。むしろ、われわれの立場はいっそう強固なものになりつつある」と、Page氏はアナリストからの質問に対して答えた。
Page氏はさらに、こうした契約を結ぶようMicrosoftがパートナーに圧力をかけていると批判した。中でもMicrosoftは、長年のパートナーであるHTCとAndroidの特許に関する契約を結んでいる。
「法的手段に訴えてパートナーを悩ませ続けている。おかしな話だ」と、Page氏は語った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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