Javaに関連した特許を侵害したとしてGoogleを提訴した裁判で、Oracleが数十億ドル以上の損害賠償金を求めていることが明らかになった。
Oracleは2010年8月に起こしたこの訴訟で、Googleが「Android」において同プログラミング言語に関連したコードを使用したことで、Javaの著作権と特許権を侵害していると主張している。Oracleは、2010年1月にSun Microsystemsを正式に買収したことに伴い、Javaを獲得した。
Oracleが求めている損害賠償額は、米国時間6月16日に裁判所に提出された書類で初めて明らかになった。Reutersによると、Googleは損害賠償金に関するこの報告を「信頼性がなく、結果ばかりを追い求めたもの」と述べているという。また、Googleの弁護団は6月に裁判所に送付した書簡で、推定額は不正確でつり上げられていると主張している。
Googleは17日に米CNETに寄せた声明で、「損害賠償金を計算するOracleの『手法』は、基本的な法律上の誤りと不正につり上げた推定額に基づいている」と述べた。
Googleはまた、損害賠償金に関する詳細の一部を非公開にしておくよう裁判所に求めたが、この動きを受けてOracleは、Googleがこの情報を隠そうとしていると非難したと、Reutersは伝えている。だが、米連邦地方裁判所のWilliam Alsup判事はGoogleに対し、記録として残すため17日までに損害賠償金に関する情報を公開するよう命じた。
米カリフォルニア州北部地区連邦地裁での裁判は11月にも始まる可能性があると、Reutersは伝えている。
Oracleにコメントを求めたがすぐには回答を得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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